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西山水木の鶏頭と蠍尾

10/7 朝 かなしいきせつ

しばらく東京とはお別れの夜。ジュリから「飲むよ!」と連絡有り。 写真の彼はジュリの仕事仲間。やはりフランス語の先生である。 哲学や心理学、占いなどを用いて私を面白く分析してくれた。 私は分析されるのが好きだ。批判されるのも好き。自分の話題が好きってことかな? ね?役者に向いてるでしょ? さて、日記が遅れていたのには訳がある。 たくさんの、暗いニュースを消化しきれなかったのだ。 アンナ・ポリトコフスカヤさんが暗殺された。私の一つ歳下。何度も暗殺の危機に逢いながらも事実を伝え続けて来た勇気の人。 …彼女の48年の人生を思う。私の人生と比べながら。戦後民主主義、平和の象徴の世代として生まれて来て、自由や平等、権利や尊厳を堂々と叫びながら育った私たち。同じ時代に、同じ時期を過ごし、夢を見ながら、こういう一生を選んで生きた彼女。彼女の映像を見ながら、心の中に彼女が滑り落ちてくるのを感じた。 ノースコリアの核実験。 そして、私の息子はコイビトと帰国するニューヨークの空港で暴漢に遭い、お金やパスポートと一緒に彼にとっては命の次に大切なコンピューターとマシンを奪われた。襲われたコイビトをかばっての事。 暴力によって何かが大きく変わる恐怖。 遠い国。近い家族。 嗚咽しながら、「それでも僕はミュージシャンだ。LOVE&PEACE で生きる事は変わらないよ。」と言う彼に心打たれながら、私は憎しみが心を吹き荒れるのを確かに感じた。それでも、TEYO! あなたが愛するのをやめないというのなら、何年もかけて作った曲や、開発した音楽編集ソフトが一瞬で消えても、運命を呪わないというのなら、わたしも、心を鬼にして、マクベス夫人の台詞の逆を言おう。 「苦い胆汁よ甘い乳にかわれ!」

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