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西山水木の鶏頭と蠍尾

「If I Were You~こっちの身にもなってよ!~」とは本当に不思議なタイトルだなあ。

知ってる人には有名な事ですが、私はどんくさいんです。

段取りとか覚えるのが超遅い。「迷惑女優」とスタッフさんにもちろん愛情こめて呼ばれます。私の段取りの悪さで稽古がスムーズに運ばない。私は恥ずかしくて顔から一汗を吹き出して稽古してます。


だいたい、人の五倍かかる。

私の不器用さは思い込みの強さと頭の固さから来るな。と、分析は出来る。稽古場で台本分析以外の分析は役に立たない。


今日は久しぶりの稽古休み。道学先生のワークショップでヴォイスレッスンをやる前後、喫茶店やファミレスを彷徨って、歩いて歩いて科白を身体に叩き込む。役の思考回路と自分のを繋ぐ。本当に孤独な作業だ。誰も代わりに覚えてくれない。誰も役の「体感」を与えてくれない。この時期の俳優たちがみんな知っている淋しい淋しい稽古が進む中のこの季節。

「そんなこと言っていつもミズキさん、結局入るじゃないですか?」と、昨日もやはり別の芝居の稽古中のみやなおこに励まされた。私の弱音、吐かれなれてるなあ。

でも毎回毎回、今度こそダメかもという恐怖に背中押されて覚えてるんです。皮肉にも役の台詞が入ってくるのは、こういう時。役の人間の弱さと私の弱さが重なる時、初めて役が温かく私を包んでくれる。

「If I Were You~こっちの身にもなってよ!~」とは本当に不思議なタイトルだなあ。

さあ、また、これから近所をぐるぐる回って来ます。

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