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西山水木の鶏頭と蠍尾

過去日記10/12 マリーが何とか全身を映そうと、足の指で押さえた小さな小さな鏡の中に

待ちに待った「ヴォイツェク」観劇。
いそいそと出かけるところに檀ちゃんの訃報。

舞台は不思議だ。
誰も死なない。誰も狂っていない。
憎み罵倒し裏切っても、舞台の上にあるのは信頼と知性で繋がった健康な肉体。
この中に入っていきたい、永遠に。


マリーという女を演じて美しいヨーロッパの街を巡った。
私が台本を覗くと台本の中から彼女がこっちを見ていた。
演じる役者と役にしかわからない不思議な交流が生まれた。

貧しさの中で短い命を生き狂気の犠牲になった彼女の「死後」まで演じた。
演出の佐藤信さんの描きたい世界に届かず、苦しい苦しい稽古だった。

マリーが何とか全身を映そうと、足の指で押さえた小さな小さな鏡の中に私自身を見た時、絶望する程、役との距離を感じた。

今も、マリーと一緒に生きている。
たくさんの役と生きている。
役そのものにはなれないから。

IMG_6576そんなこんなの想い出で見ていたら、終演後のロビーであかねちゃんと会った。
ジェストダンスライブは今も続いているよ。
明樹由佳の情報をどうぞ。

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