《無明長夜〜異説四谷怪談》役を離れた俳優たちは軽やかに手を振って舞台を去っていった

無明長夜~異説四谷怪談~」を吉祥寺シアターにて拝見。


作:松永 尚三
演出:鐘下 辰男
出演:岡本舞 長森雅人 渡辺梓 中山研 平井真軌 森岡弘一郎 進藤健太郎 川村進 樋口泰子 村上新悟 円地晶子 松浦唯

結論から言えばすごくすごく面白かった。でも、こういう感覚をなんと言ったらいいのかな?

光と闇。エロスとタナトス。フランス演劇みたいな、哲学や生死観の応酬。男も女も喋る喋る。
何度も鐘下歌舞伎を拝見したが、闇にばかり眼を凝らして来た今までの見方は間違っていたかも。

光が刺すように突然勝負がつく。
生きている、生きて演劇を今、演じている、この人たちの勝ち!

無名塾、という劇団の骨頂。

美しい声と身体と、
わかりたい!理解したいともがく生真面目さ。
おどろおどろしい南北の世界に、「るねっさーんすっ」って光が差す。

光の源は俳優たちの躯。悲しんでも憎み合っても殺し合っても、どうしようもなく生きる事を喜んでいる俳優たちの躯。

そして

なんと、カーテンコールがあった。
鐘下さんの演出で私初めて見たかも。

俳優たちが、ニコニコと、生き存えた者も、殺された者も、怨霊も、病人も
役を離れた俳優たちは軽やかに手を振って舞台去っていった。
イタリアの絵の天使のように、無邪気に。ちょっとはにかんで。

終わってすぐに楽屋に岡本舞ちゃんを訪ねて喋りまくってしまったよ。

途中で寄り道してバーに、知り合いがいた。
最近初めて芝居に誘ってから何度か見ていただいている。
余韻のなか静かに飲んでいたら、そっと話しかけられた。

「いやあ、ミズキさん、芝居って不思議ですねえ。芝居を見てるんですけど、自分を見てるんですねえ。物語を見てるんですけど自分の心なんですね〜。今もね、今まで見た芝居の事を考えていたんですね。それで自分がわかるんですね〜。不思議ですね〜」

□■西山水木のヴォイスレッスン■□
by にしやまみずき   comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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by  2012/10/14   [ 編集 ]

今頃スミマセン

コメントをありがとうございました。大きく重くかけがえのない命が、ささやかすぎると思い知らされる事の多い毎日。生きている意味を、命の意味を、毎日の生活の意味を、迷い迷って探している途中です。これからもよろしくお願いいたします。
by にしやまみずき 2012/10/30  URL [ 編集 ]
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