男性の母性に包まれて伸びやかに生きても、かの子の修羅

エゲリア文学座公演「エゲリア」を見に吉祥寺へ。頭の中は「大味噌村の昔話−ばばへびかえる−」で一杯。

ぐるぐると迷う心にするりと、岡本かの子が入り込んできた。

岡本かの子を知ったのは、大学一年の夏。紀伊国屋の演劇書コーナーで手に取った瀬戸内晴美(寂聴)「かの子撩乱」。そのムッチャクチャさに本当にびっくりした。課題に選んで取り組む事になった。

全くわからなかった。

でも、心のどこかにかの子が引っかかってしまった。
そして私に激しく問いかける。
「芸術をやってる?」「自由に生きている?」「私らしく生きてる?」

さくら花 いのちいっぱいに咲くからに いのちをかけてわれ眺めたり (岡本かの子)

命をかけて見てもらえるような、いのちいっぱいの表現をしているのか?
どこかでちらりと名前を聞いただけで「かの子酔い」をしてしまう。

今も、吉野美沙さんの演じるかの子の叫びがまだ耳の中にこだましてる。

そして、かの子を見守る夫・一平を「オセロ」でご一緒した大滝寛さんが、息子・太郎を「東京原子核クラブ」佐川和正さんが演じている。すごく納得のいくキャスティングだった。男性の母性に包まれて伸びやかに生きても、かの子の修羅。「芸術」の事は私にも実はわからない。

終演後、急いで帰って、また稽古。
明日も早朝から稽古。
嫌な雨だな。

かの子。奔放に生きたようでも、やはり死によって初めてつじつまの合う人生を、ささやかに生きただけなのかもしれない。

□■西山水木のヴォイスレッスン■□
by にしやまみずき   comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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