いつ、書き終わった、と思って筆を置けばいいの?

IMG_2860小さい頃から、文章を書くのが好きだった。

小学校2年の時に犬を主人公にした物語を書いて絶賛されて、詩や作文でたくさん賞をとった。

とったけど。
ほら、竹を切って来て適当に穴を開けてぴーぴー吹いている人いるでしょ?あんな感じ。

ダイホンを書いているけれど、才能があるからじゃない。書かずにはいられないから。誰からも頼まれたわけじゃない。ただ、書かずにはいられない。書きたいんだ。

そう。役者ではいわゆる「得な役」しかやった事がない。「駄作」に出会った事もない。めぐまれた役者人生で、全く不満とか、そこでやりきれない不完全燃焼とかじゃない。
だけど、でも。

芝居を書かずにはいられない。私の中でしか生きていない人たちに逢いたい。

今、私の中を突き破りそうに開けて開けてと叫んでいるのは、日本の世界の農業の行方をになう人たちと家族。
フィクションである。

小峰さんの詩と歌がドキュメントならば、アッコちゃんの踊る肉体がリアルならば、
それを編集するTEYOと、割って入る物語の私の世界はファンタジーなのか?

悲鳴や慟哭を孕んだ資料と勇気を出して向き合えば、
もっとここ、あそこをもっと、と終わる事のないテキレジ獄。

ああ、私の知ってる作家の先生たちは、いつ、書き終わった、と思って筆を置いたのだろう?

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かっこいい、世界一カッコいい音楽が自分ちに流れてる

ankokoDMDM用に作ったポストカードが、惜しい所で無くなった。
ざざっと切り貼りして即席に作ってみた。
いかがでしょう?
こんな具体的な事ができると、私って良いじゃん、と自信が出る。

しばらくPCばかり覗いていたら、世間ではとんでもないことがまた次々と起こるもんだ。

国が嫌がらせのために住民を訴えたり、不特定の「第三者」に呼び掛けたインターネットのブログなども禁止しようとする、明らかに異常なニュースが沖縄から聴こえて来る。



テヨは甲斐君宅で語り明かしたようで、バイクの音ともに甲斐君のタンデムシートにに乗せられて帰って来た。
またすぐにスタジオに籠る。

洪明花の出演する「アイ・アム・アン・エイリアン」拝見。
沖縄の、命をめぐる数々の住民運動や裁判を思う。
日本人に取って民主主義って何かな?なんて…。

終演後急いで、加藤ちかちゃん、助手の弓野さんと打ち合わせ。
あきらめていた事が実現可能とわかり、感謝感謝感謝。

帰宅すると、スタジオ(もう居間と呼ばない)からすごい音楽が流れて来た。
かっこいい、世界一カッコいい音楽が自分ちに流れてる。

まだ誰も聞いていないやつ。



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私なりの「日本語」についての考えも表現にしてみたい

IMG_2856今日も音楽稽古。公子さんとテヨは双子のように、ぴったりと息が合って、音はどんどん厚くなっていく。福島の山が小さなスタジオの空間を突き破ってドドンと立ち上がる。

これはすごい!

映像を頼んだ甲斐博和監督も来てくれた。
プロジェクターを持って園田英樹氏も来てくれた。
「月いづる邦」で、インターネットの事をさんざん相談した神保氏も、
福島の出身。

公子さんとこと神保さんとことの線量の違いについてしばし話す。
その事抜きで語れない私たちの故郷。
朗々とかつての故郷の生活を歌う公子さんを見ながら、
神保さんの眼に光る物があった。

甲斐君にカレー屋さんでお礼をして、
また、夜中に印刷しながら台本直し。科白覚え。

今回は、リーディングと芝居を構成してみた。
リーディング流行であるが、ピースリーディング以外で、見せ物として成功した舞台を知らない。
せっかく長い間関って来たのだから、私なりの「日本語」についての考えも表現にしてみたい。

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悲しい胸に吸込んだ息の声は、悲しい心の形に響く

IMG_2845レコーディングだ。レコーディング…。
夢のようなレコーディングだ。

毎日毎日、色んなことが起こる。
仕事の事、
経済の事、
原発の事、
家族の事…
総ての人の身の上に、色んなことが起こる。


IMG_2846色んな事の起こる世界の空気を吸込んで、
自分の体温と水蒸気を含んだ息を吐き出す。

眼に見えない色があるように
感情にも、眼に見えない形があった。
悲しい胸に吸込んだ息の声は、悲しい心の形に響く。

IMG_2847アコーディオンという楽器は、肺にすごく似ているな。
自然呼吸じゃなく、横隔膜がコントロールしている呼吸の様。
弾く人の心の形が見える。
今日の小峰さんにどんな心が憑依したのか知らないが、
美しい大柄なアコーディオンから、さめざめと泣くおんなの声がした。

胸が迫ってしばしばスタジオの外に出る。録音しているテヨの眼も潤んでいた。

皆さん。絶対目撃しに来て下さい!

夜はあうるすぽっとに、四月の朗読劇「旅へ!」の顔合わせ。
前島ののちゃんの素晴らしい台本だ。
帰って、台本直しと、DM印刷。

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重苦しさは消えていない、ただ慣れただけだ

IMG_2841いい天気に起きだしたら、光溢れる居間で、テヨはもう作業をしていた。来日以来、ずっとこもったまま、ひたすら音楽編集。
今日は私の方はアッコちゃん、公子さんとダンス稽古。

DMもやっと出し始めたのだが、ソフトが上手使えず、時間ばかりが過ぎていく。

去年の今頃は…と思うとあの重苦しい日々が蘇る。重苦しさは消えていない。ただ慣れただけだ。

昨日のデモの盛り上がりのニュース。
天皇が君が代を歌わずに、右翼からバッシングされているネットの情報。
古館伊知郎の宣言。

SCAN0079衣裳打ち合わせ、ダンスレッスン後、アトリエで、公子さんテヨの音楽打ち合わせ。

私は、青年座での中国からのお客様于先生のお別れ会へ。

1981年、第三次新劇訪中団(杉村春子団長)『華岡青洲の妻』『ブンナよ、木から降りてこい』のメンバーとして中国をほぼひと月旅したあの頃。素晴らしい経験だった。その頃の写真をいただいた。

帰宅するとまだテヨはヘッドホンをつけてシンとしている。
明日も大変だ。もう寝よう。でもテヨはまだ作業中。

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いかに世界の人が日本人を愛しているか

朝からテヨが大音響でFRYING DUTCHMAN 「humanERROR」をかけている。

怒りをこういう形で表す事のできる日本の文化を大絶賛。

日本人がいかにチャーミングか、いかに世界の人が日本人を愛しているか、理路整然と解説してくれる。

まざまざと思い出す。

あれから一年。
3月11日が来た。
大きく変わった私たちの社会。

そのために帰宅した家人と私とテヨと、三人で、
日本中の人たちと一緒に、北東に向かって、黙祷した。


IMG_2825テレビを消して曲作りに戻る。
公子さんとスカイプで話し、
翻訳ソフトで詩の意味を伝える。

人間の鎖はどうなっただろうか?デモはどうだろうか?キャンドルナイトは?

でも私は、台本を解説し、曲作りを続ける。

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日本人だから、 これから、こういう時は、必ず、

IMG_2829IMG_2830
今日は、私も公子さんも愛する家族の誕生日。
そして、いよいよテヨが来る日。

台本をテキレジしながらドキドキして待つ。

夕方、家人の親族が一堂に会して、めでたい誕生会となった。
手料理が所狭しと並ぶ。

日本人だから、
これから、こういう時は、必ず、家族を亡くした人の悼みに思いを馳せながら過ごすのだろう。
今夜を、どこで、どういう思いで過ごし、明日を迎えるのか。
一生、この気持ちから逃げない。逃げられない。


IMG_2821そして、大きな大きな荷物を曳いて、
韓国からteyoがやって来た。

居間がみるみるスタジオ化していく。
こんな生活が、もう10年近く続いている。
つくづくしあわせ。

早速曲作りが始まった。

頼もしい。

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ネイティブの福島の郡山言葉の響きは うっとりと哀しい

IMG_2809今日は小峰公子氏と二人稽古。
いやあ、みっちりと。

途中で明樹由佳がチラチラと顔を出す。由佳が稽古場の手配をしてくれたのだ。

ネイティブの福島の郡山言葉を聞いていると、鮮烈なイメージの展開にうっとりと哀しくなる。
そしてこんなに美しいものを壊した何者かに向かって猛烈に腹が立つ。
今回の事故を自分たちの驕りのせいだとか、自業自得とかいう意見がちらほら聞かれるけど、
違う!!そうではない!!下手な反省は思考停止だ。

大幅に書き直しは続く。

言葉は生きている。

IMG_2811稽古場の机の上にはiPhon二つ。iPad二つ。キーボード。スピーカー。手帳や台本の周りにたくさんのラインが渡っている。新しい機器を目の当たりにすると虫が疼く。

帰りにヨドバシカメラに寄って、家人から頼まれた小さい物を買う。
彼は私が落っことして割った初代iPhoneをiPodとして使っている。一見、慎ましやかだが周辺機器がヴァージョンアップして使えなくて合うものを新たに購入しなくてはいけないんだ。

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お母さんたちの笑い声と 子どもの声とでいっぱいだった

笹塚の稽古場。
懐かしい駅を降りる。
住んでいた街。

洪明花の代役に、なんと、本多真弓ちゃんが来てくれた!
ニコニコニコ、お母さんたちが集まった~って感じ。
あっこっこも息子を連れて来てくれた。
アンの稽古場には子どもの声が似合う。
みんな平気なのもおかしい。

お母さんばかりで劇団作りたくなった。持ち回りで子守り。
名前も決めた。
「マザー劇場」…。

本読み後に、大幅書き直しを決意。
元々リーディング用に書いた短編だ。
もっと活き活きさせたくなった。

録音した今日の稽古の記録をあとで聞いたらお母さんたちの笑い声と、子どもの声とでいっぱいだった。

IMG_2808写真を撮るのを忘れたので、最近我が家に少しづつ増えているソフトバンクの物を…。

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私なんか最初っからどこにもいないような気もした

IMG_2801加藤健一事務所にチラシの折り込み、小峰公子氏は初めての折り込みなのに早い早い!予定よりぐっと早く折り込み終了。

しばし打ち合わせて、私は「シェルター」「寿唄」拝見。私も再演の「寿唄」に出演している。シェルターも、氷河期も、遠い他所の国の事の様だったあの頃。エルサレムでモヘンジョダロで何が起きているのか少しは考えていたのだろうか。

25年ぶりにゲサクとヤソに逢った。占部房子ちゃんがキョウコだったんだけど、まるで私がいるような気がしたし、私なんか最初っからどこにもいないような気もした。不思議な不思議な時間。

私はもう死んでいるような気がした。死んで人生の懐かしい場所を旅しているんじゃないだろうか?

「Let It Be」の高鳴る中、ゲサクの曳くリヤカーに乗って、この雪を見た。お尻の下のリヤカーの板の感じ、汗と涙で顔中に引っ付く雪。その感覚を覚えている。非戦や脱原発のイベントのとき、いつも思い出した。キョウコが私の背中を押してた。そして、こういうショックを観客だけでなく共演者に与えてくれる、加藤健一さんと言う素晴らしい演劇人の事を考えた。

「ココニオイデ」の構成台本に戻ろう。明日印刷して持っていくんだ。

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